こんにちは、オブリガードサッカースクールの藤田豊です。

今回、ご紹介させていただく練習法は、
「魔法の間合いトレーニング」といいます。

ふだんドリブルをしている最中に、
フェイントをする機会って多いですよね。

たくさんのフェイントを練習している子もいるでしょう。

ただフェイントをしてもその瞬間にボールを取られてしまったり、
ドリブルをしてもいつも相手の足にひっかかってしまうという
そういう子ども達は非常に多いです。

今回はそんな子供たちに向けた内容です。

・どの間合いでフェイントをかけると、
相手を抜きやすくなるのか?

・どのくらいのスピードと相手との距離でフェイントをかけると
相手を抜いたあとにスピードに乗りやすいのか?

こういったことを今回はお伝えしていきます。

コアな内容なので少し難しいかもしれませんが、
非常に重要なトレーニングになりますので
ぜひトライしてみてください。

1対1に強くなる3段階の間合いトレーニング動画

 

1対1に強くなる3段階のトレーニング動画の書きおこし・補足

はじめに:この練習でレベルアップする2つの感覚とは?(0:55〜)

このトレーニングでレベルアップする感覚は2つあります。

まず1つめは「相手との間合い」をはかる力が身につくということです。

どのタイミングでフェイントをかけると相手が抜きやすくなるのか?
もしくは確実に抜くことができるのか?

そういった相手との間合いというものが存在します。

これを小学生のうちから感覚として身につけてもらうことで
中学生、高校生、それからプロの世界へといったときにでも、
非常に役立ってくるかなと思います。

2つめはですね、「自分の間合い」がわかってくるということです。

実はですね、人それぞれ自分の得意とする距離、
間合いというものが違います。

例えばAくん、Bくん、Cくんといたとして、その全員がですね、
どのタイミングでフェイントをかけたら相手が抜けるかっていう
ポイントがそれぞれ必ず違っています。

それが自分の間合いということです。

これはやりながら探していくしかないので、
たくさん失敗していただいて自分の間合いをつかんでいってください。

この距離だったら相手にフェイントをかけて抜けるなっていう
間合いを今回のトレーニングで探してもらうことによって
トレーニングのなかで得た感覚がすぐに実戦で使えます。

例えば今日練習して、今日その間合いを身につけて、
明日試合でですね、実際にチャレンジして成功したっていう
そういう事例がたくさんでています。

ですので、すぐに結果がでるトレーニングとなります。

小学生のドリブルトレーニングレベル3

今回のご紹介する動画はですね
この次に実践をおみせします。

よく子ども達が失敗するポイントもありますので
そういった場合は失敗例も私がおみせしながら、
みなさんにみていただきたいなというふうに思います。

そして最後にお父さん、お母さんも手伝えるように
そういったトレーニングもご用意しています。

ぜひお父さんお母さんたちも入っていただいたほうが
より効果的なトレーニングになりますので、
最後までご覧いただければと思います。

ぜひチャレンジしてみてください。

魔法の間合いのトレーニング:解説と失敗例(2:54~)

今回のですね、魔法の間合いトレーニングになりますけど、
まずは子ども達がよく陥ってしまう失敗例をご紹介します。

最初はしっかりとドリブルをしてください。

ドリブルをしていって、真ん中にマーカーがあるんですけど、
このマーカーはディフェンスになります。

抜きたい相手ですね。ノープレッシャーです。
相手はただのボール(マーカー)です。

ボールに対して子ども達は一度どのタイミングで、
シザース(ボールをまたぐ)をしていいのかわからずに、
シザースをする(ボールをまたぐ)のが遅くなってしまって
マーカーにぶつかってしまうというのが一番最初の失敗例です。

だいたい小学校低学年の子に多いこの失敗例なんですけども、
ドリブルの間合い、自分の間合いというのがどのタイミングで
ボールをまたげばいいのかっていうのがまずわかっていない。

これをわかるようになるのが間合いのトレーニングとなります。

小学校高学年にありがちな間合いの失敗例とは?(04:04〜)

小学校高学年(4・5・6年生)にありがちな失敗例なんですけど
ドリブルを開始する時に少し怖いからマーカーに当たらないように
安全策としてドリブルをゆっくりにします。

あらかじめゆっくりなドリブルでシザースをして、
相手を抜くっていう子ども達が非常に多くいます。

このドリブルがゆっくりな場合ですと、
試合ではその練習が活かされません。

ですので当たってしまってもオッケーです。

当たるのはオッケーなのでまずはその前のドリブルスピードを
できるだけ速くしてあげてください。

これが失敗例をふせいで成功に近づいていくための
ポイントとなります。

どのくらいの間合いからはじめるのがベストなのか?(04:51〜)

小学生のドリブルトレーニングレベル3

さきほど2点お伝えしました。

ボールに間合いがぶつからないように自分の間合いを見つける。

どのタイミングでシザースをすれば相手がうまく抜けるかという
自分の間合い探しですね。

例えば公園とかでですね、線が引けるようであれば
マーカーから3歩くらいの場所に線を引いていただいて
この距離からシザースを開始してみてください。

この理由はですね、ディフェンスの相手がいたとして、
足を伸ばしても届かない距離が約3歩とサッカー界ではいわれています。

ですのでこの3歩という距離感をまず頭の中に
感覚として体に入れていただいてそこからスタートする。

そして徐々に徐々にスピードをあげて
今度は2歩のところでやってみよう、
次は1歩のところでやってみようということで
どんどん間合いを縮めていってあげる。

そうすると自分の間合いっていうものが
試合中にもですね、非常につかめてきますので
試合中にでも実践していただいて、

どのタイミングでフェイントをかけると
相手が抜けるのかっていうのを頭に入れてもらいながら
体に刻んでいってもらいながらトレーニングを
つづけていってほしいと思います。

ぜひチャレンジしてみてください。

魔法の間合いトレーニング・レベル1(06:18~)

レベル1はディフェンス役のマーカーを置いて
間合いを意識しながらドリブルしてみてください。

ボールを1回またぐフェイントをしてから、
マーカーにぶつからないように抜くトレーニングです。

それでは実際にやってみたいと思います。

魔法の間合いトレーニング・レベル2(06:40~)

小学生のドリブルトレーニングレベル3

レベル2ではマーカーではなく、
相手役を入れて行っていきます。

しっかりシザースをして間合いをはかるという
フェイントのトレーニングにもなっています。

では実際にやってみますね。

魔法の間合いトレーニング・レベル3(07:07~)

レベル3では相手もボールを持ってもらった状態で
一緒に間合いをはかりながら行っていきます。

では、実際にやってみましょう。

最初は左でまたいで右で抜く感じ、というふうに
お互いに決めておくとやりやすいと思います。

魔法の間合いトレーニング・親子編レベル1(07:44~)

小学生のドリブルトレーニングレベル3

続いては間合いトレーニングの親子編です。
親御さんにマーカーのところに立っていただきます。

さきほどは止まっている相手に対して
シザースを行いましたけども今度は親御さんに
足をだしていただきます。

そうすることで、より試合中のようなリアルなものにして、
実戦に近づけていきたいなって思っています。

レベル1では1回またぎにチャレンジしてみてください。

魔法の間合いトレーニング・親子編レベル2(08:22~)

レベル2では2回またぎ、2回シザースを入れながら
行ってみてください。

親御さんもお子さんが近づいてきたら、
先ほどと同じように足をだしてください。

そうすることでより実戦に近い形になりますし、
ボールを取られない距離や間合いというものが、
やりながらだんだんとわかってきます。

魔法の間合いトレーニング・親子編レベル3(08:48~)

小学生のドリブルトレーニングレベル3

レベル3では3回またぎ、3回シザースを入れて
行ってみてください。

このレベルまでできるようになると試合でも
ボールを取られにくくなってるのが実感できると思います。

最初はなかなか難しいかもしれませんが、
ぜひ親子でチャレンジしてみてください。

もしこの「魔法の間合いトレーニング」を試してみたら、
どんなことでもいいので下記コメント欄からご報告いただけたら
嬉しいです。ぜひよろしくお願いします。