こんにちは、オブリガードサッカースクールの藤田豊です。
今回の練習法動画のテーマはトラップです。
サッカーのトラップというのは、
飛んできたボールを体の一部で受け止めて、
次の動きを行いやすい位置へボールを移動することをいいます。
ファーストタッチやファーストコントロールともいいますね。
トラップが上手になるとパスやシュート、ドリブルなど
次のプレーに素早く移行できて、有利になることができます。
逆にトラップに失敗してしまうともたついてしまうし、
相手にボールを奪われる危険性が高くなってしまいます。
試合で活躍するためには欠かせない重要な技術です。
今回はそんなトラップの基礎からトラップ技術の高め方、
さらにみなさんにあまり知られていないテクニックまで、
たっぷりとお伝えしていきたいと思います。
トラップの技術を高める4段階のトレーニング動画
トラップの技術を高める4段階のトレーニング動画の書きおこし・補足
トラップトレーニングレベル1:足元でなく前にトラップ(0:26~)
これからトラップのトレーニングを
4つのレベルに分けてお伝えしていきます。
まずはレベル1を実演していきたいと思います。
はじめにですね、お父さんお母さんがお子さんに向かって、
ボールを投げるか、もしくは蹴ってみてください。
ゴロのボールをお願いします。
これはオーソドックスで簡単なトレーニングなんですけど、
子ども達はボールをトラップするときに足元で止めてしまうので
自分が下がってボールをけることになるケースが非常に多いです。
なので必ずトラップの際は前にボールを止めること。
自分が助走をしてキックをけれるっていう位置にボールを置くこと、
そういうトラップをするということが非常に大事になってきます。
レベル1の成功例と失敗例は?(01:26~)
1回目(成功例)はボールを前に止めて、
そして自分が前にでてボールをけりました。
2回目(失敗例)はボールを足元でトラップしました。
やはり1回目のほうが強いボールをけることができます。
また自分が後ろに下がらなくていい分、
トラップしてからパスまでのスピードも速いです。
基礎中の基礎なんですけどもレベル1では
まずはここをしっかりとおさえておいてください。
トラップトレーニングレベル2:逆側の足の前でトラップ(02:06~)
では、トラップのレベル2を行なっていきますね。
レベル1ではボールが転がってきたら、
そのまま止めて、そのままキックをしました。
今度はこのトラップを逆足(反対足)の方向に、
トラップをしたら逆側にもっていきます。
つまり右足でトラップをしたとしたら、
左足の前へボールをもっていくということです。
このレベル2もレベル1と同じように
転がってきたボールを足元で止めてしまうと、
キックするために自分が下がらなくてはいけなくなります。
だからボールは必ず前に止めるようにしてください。
ボールを前にトラップして自分が必ず前に出るという習慣、
ボールと一緒に自分が前に出るという習慣をつけてください。
トラップトレーニングレベル3:相手に背を向けてトラップ(03:11~)
では、レベル3にいきたいと思います。
最初に実演してみますね。
今やりましたが来たボールを
一度相手に背を向けた状態でトラップします。
一気にレベルが上がりますので、
まずはゆっくりしたボールからやってみてください。
やり方としては、きたボールを1回見送ります。
今まではトラップしていたボールを
相手に背中をみせてスクリーンをして、
ボールをキープするというやり方になります。
スクリーンというのは相手とボールとの間に体を入れて、
ボールを奪われないようにする技術です。
このやり方は何が難しいかというと、
基本的にみんな前にボールがいってしまいます。
そこをトラップという技術でしっかりと自分のボールにする。
これがトラップの技術になります。
レベル3は右足・左足、両方行ってみてください。
レベル3をクリアするための秘訣とは?(04:23~)
子ども達は足だけでボールを止めてしまうので
なかなかうまくいかないです。
このレベル3を攻略するためには、
うまく体全体を使うことがコツです。
体の向きと共に一緒にボールとまわってください。
体と一緒にボールを「置く」というイメージをもって、
ぜひチャレンジしてみてください。
トラップトレーニングレベル4:一度またいでからトラップ(04:44~)
では、レベル4を実際に行っていきたいと思います。
最後なんで頑張ってくださいね。
レベル4はきたボールを一度またいでからトラップをします。
攻めたい方向はこちらの方だとイメージしてください。
自分はこっちに攻めたいっていうイメージをもっておいて、
横からきたボールをしっかりとコントロールします。
ここで一番難しいところは、
またいでる最中にボールを失ってしまうこと。
ボールが遠くにいってしまったりします。
またいでいる最中にボールを失ってしまう
そんな子ども達が大半なので基本的には
またいでからのスピードアップを意識してみてください。
またいでからすぐにトラップに切り替えます。
これにはシザースの要素も若干入っていますが、
そういった判断の切り替えのスピードアップというものを
この練習では一番行っていきたいと思っています。
このトラップができれば一度時間差でボールをまたいでいるので、
普段のトラップにすごく余裕がでてきます。
ですので、このレベル4はとても難しいとは思いますが、
右足・左足と両方しっかりと行ってみてください。
そうすれば小学生年代で習得したいトラップは、
ある程度までぐんぐん上達していくと思いますので、
ぜひレベル4までチャレンジしてみてくださいね。
トラップトレーニング・まとめ(06:10~)
トラップの技術を高めていくことで、
小学生年代の子ども達の間にすごく差が広がっていくと
僕はいつも子ども達を指導しながら感じています。
その広がっていく差というものは
次のプレーへの動きだしの速さにあらわれます。
トラップしてからパスへの速さ
トラップしてからシュートへの速さ
トラップしてからドリブルへの速さ
こういったプレーの切り替えの速さが
子ども達にとって圧倒的な差になっていきます。
ぜひレベル4の最後までクリアしてみてください。
プレーの切り替えのスピード、
そして判断の速さというものを
スピードアップしていくのがとても大切です。
もしこの「トラップの技術を高める4段階のトレーニング」を試してみたら、
どんなことでもいいので下記コメント欄からご報告いただけたら
嬉しいです。ぜひよろしくお願いします。
また、キックのコツを解説した下記の動画も
よろしかったら参考にしてみてください。
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