こんにちは、オブリガードサッカースクールの藤田 豊です。
今回はシザースの練習法動画をお届けします。
シザースとは、またぎフェイントとも呼ばれ、一般的に良く使われるドリブルフェイントです。
三浦知良選手やクリスティアーノ・ロナウドのシザースは有名で、子どもたちも彼らを真似て行っている姿をよく見かけます。
でも多くの子どもたちはシザースの目的がわかっておらず、試合で効果的に使えていません。
「何となく」「カッコイイから」など、漠然と見よう見まねでやっているように見受けられます。
それでは相手を抜くことは難しいでしょう。
また、ボールを奪われピンチを背負うかもしれません。
ではどうしたらよいのでしょうか。
子どもたちがシザースで相手を抜けるようになるためには、
・なぜボールをまたぐのか
というそもそもの意味を理解し、
・相手を抜くためのまたぎ方
を身につけて、
・シザースを開始する間合いの感覚
を養う練習を行うことが大切です。
そこで今回ご紹介する動画では、またぐ理由や目的を解説し、試合中に効果的に活用するための4段階の練習法をご紹介しました。
この動画でお子さまの「何となくフェイント」から相手選手・友達も驚く「ドリブルフェイント」にしましょう。
シザーストレーニング動画
シザーストレーニング動画の解説
はじめに:シザースで相手を抜くための2つのステップと実践で使えるようになるために。
シザースの目的は『相手を騙す』ということです。
多くの子どもたちは、このそもそもの目的はわかっておらず
・上からまたぐ
・早くまたぐ
といったことを、ただ見よう見まねで行いがちです。
正しくシザースで相手を抜くためには次の2つのステップを行うことが大切です。
1.相手へ行こうと見せかける方向を伝えること
2.相手の重心をずらして逆側へ行く
この2で相手の重心をしっかりずらすためには、1で大きくまたいだり、目で行こうと見せかける方向を相手へ伝える必要があります。
この2つのステップを身体に染み込ませて実践で意識せず使えるように、以下の4段階+応用編に分けて練習法を行ってみましょう!
シザーストレーニングレベル1:10回大きくまたぐ
このレベルでは、1つ1つ丁寧にシザースを行います。
斜めや上をまたぐのではなく【前へまたぐこと】がポイントです。
シザーストレーニングレベル2:スピードをあげて10回大きくまたぐ
このレベル2で実践に近づけていきます。
早くまたいでもボールの前へクセがつくように行ってみましょう。
シザーストレーニングレベル3:マーカーを使い両足で10回ずつ
ボールを動かしながら、いつボールをまたぐのか、いつシザースを開始するのかを感覚的に身につけていきます。
失敗せずに10回ずつできるまで頑張ってみてくださいね。
シザーストレーニングレベル4: 2回またぎを両足10回ずつ
二回またぎをスムーズにできることで1回だと簡単に試合で使いやすくなります。
両足でスピードあげて行い、もし何度も前へまたげなかったり、ボールに足がかかったらレベルを戻ってまたぎを練習しましょう。
シザーストレーニング応用編:シザースの後にシュートしよう!
シザースの後にシュートをしてみましょう。
ここまでをスムーズにできるようになるまで繰り返し行うことが大切です。
シザーストレーニングのまとめ
レベル4ができるようになると、実践でも無意識に大きくまたげるようになっていきます。
動画でもお伝えしていますが、子どもたち自身に合った相手との間合いを見定められるようになることが重要です。
そのためにも親子で攻めと守りの練習をしたり、試合やミニゲーム等でも繰り返し行なってみてください。
また、下記の間合いについて解説した動画も参考にしてみてくださいね。
次の動画も応用編のキックの参考にしてみてください。
もしシザーストレーニングを試してみたら、どんなことでも良いので下記コメント欄からご報告いただければ嬉しいです。
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